目が悪い人が眼鏡をかけると、一瞬で遠くや近くが良く見えるようになり、時に自分をおしゃれに見せてくれたりかっこよく見せてくれたり…。普段はコンタクトをしているけれど、目の調子が悪い日や、家では外して眼鏡で過ごされている方も多いのではないでしょうか。
そんな日常生活に欠かせない眼鏡が、もっとお役に立てることがあります。それは飛沫による目からのウイルス感染を防いでくれること。ウイルスを含む飛沫や体液は、結膜からの感染の可能性も大きいと言われています。目も、口や鼻の粘膜と同じということですね。
もちろん完全に防いでくれるものではありませんが、それはマスクも同じ。ないよりはあった方がいいのです。眼鏡は、花粉や埃、レンズによっては紫外線やブルーライトから目を守ってくれる役目もあります。
しかしその眼鏡にもウイルスや汚れは付きますので、眼鏡を外してそのまま目をこすらないようにお気をつけください。(眼鏡の洗い方は前号参照)。
今、新型コロナウイルスの影響で世界中が混乱していますが、そんな中でも忘れてはいけないのが災害です。いつ起こるかわからない自然災害。夜中の地震時、とっさにコンタクトレンズは入れられませんし、水道が使えなくなってしまうと手入れも難しくなってきます。
そうなると眼鏡は「掛けるだけ」で生活ができますので、コンタクトの方も、掛けて生活が出来る眼鏡が1本はあったほうが良いかと思います。
就寝時、枕元に眼鏡を置いて寝ることがあると思います。その時には是非ハードケースに入れられることをおすすめします。眼鏡を守ることは目を守る事に繋がっています。令和2年Wink6月号掲載