「眼鏡は日本製がいいんですか?」。日本製と海外製が入り混じる今日の眼鏡店。そんな疑問も生じると思います。
品質はもちろん、「はい」なのですが…セレクトショップだと国内外の眼鏡を取り扱っています。
それぞれに特徴や違いがあり、今回はそこをご説明していきます。
海外の眼鏡には日本製には成しえない雰囲気や質感、技術があります。イタリア製のセル生地は日本製のセル生地よりも工程が凝っているため、デザインに奥行きが出たものや、色鮮やかで美しいものが多いです。また、ドイツ製の眼鏡には日本製には取り入れられていないギミックが盛り込まれており、デザイン性と機能性の融合のバランスの良さを感じる事ができます。
そして、サイズ感にもお国柄が出ています。
海外の眼鏡は鼻の高い人に合わせて鼻幅が広く作られており、日本人の顔とはバランスが取りづらいものもあります。その点では、国内ブランドの日本製眼鏡は日本人の骨格に合わせて、横幅が広めに作られていたり、眼鏡に立体感をもたせて顔馴染み良く見せてくれたりするものが多いです。
しかし、近年、日本製の一部の眼鏡は輸出の為に鼻幅を広くしているものもあり、必ずしも日本製の眼鏡が日本人に合うともいえなくなってきました。
そんな中、海外ブランドでもチタン製の眼鏡は日本製のものがほとんどで、これが意外と合わせやすいなどさまざまです。
顔が大きい、小さい、目が離れている、華が欲しいなど、お悩みに合わせてフォローできるのもまた眼鏡のいい所であります。
オシャレに変身できたり、コンプレックスをカバーしてくれたり…ぴったりの眼鏡がきっとあるはずです。平成29年Wink 11月号掲載