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vol.19「眼鏡にしたい…でも掛けたくない」強度近視の悩み

掲載コラム(Wink)

近視は、「弱度近視」「中等度近視」「強度近視」に分けられており、度合いを分けるのは裸眼の視力ではなく、屈折度数(ディオプター)で、-6.00D以上が強度近視に分類されます。
強度近視の方は、眼鏡に対して、「レンズが厚い」「目が小さくなる」などの苦手意識から、厚さなどが度数に左右されないコンタクトレンズを使用されている方も多くおられると思います。
しかし、災害時や、花粉症やドライアイなどの目の不調、ファッションも兼ね合わせてで、掛けて生活ができる眼鏡が1本は欲しいというお声もよくお聞きします。
強度近視の眼鏡の悩みは、薄型レンズ、両面非球面など、設計の良いレンズになればなる程解消されていきますが、それに比例して価格も高額になっていきます。
そこで、解消法の一つにレンズの削り方(写真上)によって、レンズのふちの白い部分が減り、厚く見える感じが緩和するという手があります。同じ厚さでも、レンズのふちが白いと立体感が出て厚みを強調してしまいますが、白い部分が少ないと、すっきり薄く見えます(写真中)。
また、レンズは端側が厚く、目の中心に来る所が一番薄くなるように作られますので、フレームは小さい方が薄く軽く仕上がります。そして、フレームが細いよりは太めの方がレンズのはみ出しが目立ちませんので、厚みをごまかす事が出来ますよね。
本当は眼鏡も掛けたい…でも…の「でも」を解消して、むしろ「この眼鏡で生活をしたい!」に気持ちが変化してもらえると僕の喜びもより一層です。令和3年Wink6月号掲載

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